読破!グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた 辻野晃一郎著 新潮社
読書会の仲間が
SONYはSpiritを忘れた結果がこの本を読んで感じた!と感想を言っていてまさしく同感だ。
盛田さんや井深さんが企業精神は、かならず全てを変化なく持続させる事が目的ではないとは思うけれども、俗に言う『変えるべき点と変えざるべき点』を踏み外してしまった事が読み取れる。
著者の辻野さんが、そんなSONY激動の後半戦を、行動力といくつかのプロジェクトリーダー力、そして、仲間を想う力ででVAIO/スゴ録等のヒットを生み出した事は事実であると感じる。
消費者の購買行動を「生態系」と記している部分は、とても理解が出来る。消費者や音質やデバイスの良さにお金は払わない!とSONY流ニューウオークマンの新しい生態系をアピールして発表会を開く・・・・・しかし、同日に発表されたiPod nanoを一瞬見てSONYの敗北を悟ったと....。
残念な点と言えば
SONY→Googleとある面、形に囚われずに新しい事にチャレンジしている企業を渡り歩いている辻野さんの今!の姿でもう1章欲しかったなあ。
これは、次の1冊になるかもしれないですね。